ゲーセンお立ち寄りその4・北海道稚内市・光速憧路
訪問日:2017年3月11日
いざ最北の地へ。
今年の3月のことなんですが、北海道にビール旅してきました。旅程には日本最北端の都市である稚内も含まれます。というのも、稚内ではロシア・サハリンのビールが売っているというのをネットで見かけたので。
で、結果を言うと売ってませんでした。どうも稚内とコルサコフを結ぶサハリン航路が運行している6月から9月の間にしか無いそうです。チクショウ。
…さて、別にビールだけを求めて稚内に行ったわけではありません。ここ稚内には日本最北端のゲームセンターである「光速憧路」というお店が有ります。正確にはゲーセンというかレンタルビデオやカラオケ屋も併設している総合アミューズメント施設なんですが。最北端、ということで行脚rの中では有名で、過去にはアケマス最北端の地としても一部で話題でしたね。
チュウニズム行脚の一環として日本のチュウニズムの置いてある各極地のゲーセンを回ってみよう!ってのをやろうと思い、それの一環で訪れました。
ちなみに現時点(2017年11月28日)でのチュウニズム最極は
西端:ゲームランドジョイジャングルinとみとん
南端:ゲームランドジョイジャングルinとみとん
北端:光速憧路
という感じです。西端と南端は同じお店。beatmaniaとかは石垣島にもあるので、チュウニズムはまだまだですね(何が。
出発は札幌から。
というわけで、出発です。舞台は北海道旅行中の2017年3月10日夜、札幌の大通りバスセンターから。出費を抑えつつ時間を有効活用ということで、夜行バスで稚内へ向かいます。
バスターミナルの窓口で乗車券を購入。稚内までは6200円です。2号車ということは1号車もあるわけで、日にもよるかと思いますが結構利用者が多かったです。
札幌~稚内便は日に6往復。ちなみにJRの特急は乗継便を含めて3往復。かかる時間はJR特急が5時間強で、バスは6時間弱とバスがやや長いですが、価格が安いのと夜行があるのが嬉しいですね。しかし道内の移動で5時間とか6時間とかホント北海道はデカいわ…。
乗車した宗谷バスはトイレ付きの3列シート。車内は程よく暖房が効いておりシートも中の上レベルで至って快適でした。使用しませんでしたがWi-Fiも有り。老化により夜行の4列シートには乗れない体になっているので、3列ってだけでも嬉しいですな。
てなわけで出発です。なおこれまでさんざっぱら飲んでいてすぐ寝たので道中の画像はありません。
中略
翌朝。目が覚めてふとカーテンを開けてみると結露が凄いことに。3月とは言えまだまだ寒い北海道。それなのに最北の稚内とか一体どうなってしまうのか。
最北端の街にて。
定刻より少し早めの5時20分頃、稚内港フェリーターミナルに到着。
稚内駅前でも降りれたのですが、この時間駅前ですることもないので、せっかくだからという事で終点まで来てみました。しかしまあ、港でもやる事はないのでとりあえず目の前にあるフェリーターミナルに入ります。ちなみに、
外観はこんな感じです。写真に取ってなかったのでgoogle mapより拝借。続いてフェリーターミナル内の様子です。
朝早くでしたが売店は営業中でした。
こちらからはハートランドフェリーが礼文・利尻へと航路を引いています。フェリーターミナルでバスを降りた人たちは自分以外は皆フェリー利用のようでした。まあ当たり前といえばそうですが。
港には礼文行きのフィルイーズ宗谷と利尻行きのサイプリア宗谷が停泊中でした。思ったより大型の船でビックリしたのですが、ハートランドフェリーのHPでの紹介を見たら内装も豪華でこの最北の地でもゆったりとした船旅が楽しめそうですね。
フェリーターミナルの向かいには稚内港国際旅客ターミナルがあります。サハリン航路のあるシーズンしか開館されないのでガランとしていました。
さて、フェリーターミナルもあらかた巡った所で、港を抜けて稚内駅方向へ向かいます。
朝焼けの稚内港周辺。寒いですが白い雪に写る青い空とのコントラストが本当に綺麗で、空気も澄んでいて気持ちよかったです。
そんなわけで稚内駅に到着。JR北海道の経営問題で稚内駅のある宗谷本線も名寄駅以北がどうなるか判らなくなってきている今日このごろ。かつてはサハリン…当時としては樺太との路線と鉄道連絡船で繋がっていた歴史も有り、歴史ある路線であるので末永く続いてほしいものです。
宗谷岬は前行ったしなぁ…
目的地の光速憧路は10時開店なので、この時点でまだ4時間近く時間が余っています。稚内と言えば最北端の街。最北端の街といえば日本の最北端があるわけなのですが、当の最北端の地である宗谷岬は過去に行ったことがあったので、今回はもう一つの北の岬であるノシャップ岬へ行くこととしました。ちなみに北海道の根室に北方領土を除く日本の最東端である納沙布(のさっぷ)岬があります。紛らわしいね。
あと宗谷岬遠いんすよ、意外と。
6時52分、駅前発ノシャップ行きバスに乗ります。
市内をぐいっと北上して、
約10分でノシャップ岬最寄りのノシャップバス停に到着。地面は氷と雪。ここから岬までは300メートル程。足元に気をつけながら歩きます。
この青い空がホント…もうね……。
お土産屋や飲食店が数件有るけども、どこもまだ開店前でした。樺太食堂は一度行きたいカオスなお店。詳しくはGoogleさんへ。
そしてノシャップ岬到着。何やコレ…利尻富士がホントくっきり綺麗に見えるやん…。ホント晴れてよかった。もし雪とかだったら…駅に引きこもってただろうな4時間。
というわけで岬付近の写真を幾つか。
いやぁ…息を呑む絶景とはまさにこの事。
宗谷岬の方は背後に壮大な宗谷丘陵がそり立ちますが岬の先に見えるのは海くらいで最果て感は有るのですが、景色としては最果て感も利尻富士の絶景もついでに海に沈む夕日も見られる(らしい)ノシャップ岬の方が個人的に好きかもしれません。まあ比べられるものでもないので、どちらも良いです。
しかし何度も言いますが白と青のコントラストがホント綺麗でしたね…。
ブラブラ飯を食いつつ
その後バスで再び稚内駅前へ。
まだ時間もかな~りあったので歩きで目的地へぶらぶら向かいます。
まだこの日は何も食べてなかったので、途中うろこ市という所で海鮮丼を食べたよ。やっぱり北海道、しかも港町に来たなら海鮮をたべにゃね。
カウンターからは港が見えいい雰囲気。
海鮮丼ですが、新鮮な海鮮は旨みたっぷりで美味しかったです。お値段は食後のコーヒー付きで1800円でした。値段だけ見たら高めかもですが内容的には安いくらいかと。
お…おう。
目的地にて。
10時近くになり太陽も登って明るくなりましたが、照り返しがキツくなってきましたね。
その後は国道沿いを南下していき…
目的地の光速憧路さんに到着しました。雪道に慣れていないのとアイスバーン化して滑りやすい所が多々あり、距離としては駅から2キロほどでしたが結構疲れました。
ちなみに光速憧路の最寄り駅は稚内駅の1つ手前にある南稚内駅になるので行脚の際は注意してくだせい。今回は歩きましたが、稚内駅から近くまでバスも走っているのでそちらを使うのもアリです。
ちなみに地図上ではこの辺り。
いざ最北のゲームセンターへ。
すでにかなり達成感がありましたがゲームを楽しんでこそのゲーセンなので、気持ちを切り替えていざ入店。
店内は入って正面がCD・DVDなどのレンタル、右手にアミューズメントスペース(ゲーセン)、2階にカラオケとネットカフェがあります。
ゲーセンコーナー入ってすぐにある艦これと三国志。
の先にあるマリカやイニD等のレースゲーム。
その先は音ゲーコーナー。ちなみに右手の壁沿いにはクレーンゲームがズラリ。
機種としてはmaimaiとクロビ以外の現行機は揃っている感じでした。ちなみにポップンと弐寺(踏み台無し)は隔離された配置でしたね。
音ゲ付近には女児ゲーと、奥にはボダブレや汎用筐体に戦場の絆など色々とありまして、お客もそれなりに入っていました。
音ゲに関して気になった点としては、プレイあたりの値段設定がチュウニは100円でしたが…
コナミゲーは200円となっていました。パセリでも200超の模様です。
弐寺は結構ヘタっていた印象。
最北のチュウニズム
さて、チュウニズムです。単騎設置で裏口のすぐ横にありました。空きスペースうまいことハマった感じ。
そしてここで初めてレート14を超え金レになりました。長らく13台後半をウロウロしていたので素直に嬉しかったです。それをこの最北の地で達成したというのもまた感じるものが有りました。ガッツポ。
3クレほどしてお店を後にしました。最北の地でチュウニが出来てボク、満足です…(スナネコ感。
その他稚内の風景など
この後は稚内駅へ戻り旭川行きの特急列車に乗るのですが、これについてもまた時間が有ったので歩いて駅に行きつつ寄り道したり街の風景を撮影したりしていました。
稚内駅近くの商店街です。アーケード部分にロシア語で店名?が書いてあるのが特徴。
こちらは稚内信用金庫本店。
…両替ってことかな?
続いて稚内駅の北側にある稚内港北防波堤ドーム。ここは稚内港の防波堤として、かつて存在した稚内桟橋駅と桟橋をつなぐ乗換通路として1931年に建設されたもの。現在のは1981年に全面改装されています。
こんな感じでながーーーい建物です。いい風よけ雨よけなので、かつては夏場はここで野営する人が多く見られたそうですが現在は野営禁止となっています。
うーん、ダイナミック。単に建造物としての魅力が高く惹かれます。
なお途中にある道路標識。こちらにもロシア語が。
さらば稚内。
駅に戻ったら列車が遅れていた模様で、時間が出来ましたが駅でのんびりすることに。
その後列車が到着。折り返しの時間もあまり無いのでそそくさと乗り込む。
という感じでの最北ゲーセン、光速憧路探訪記でした。
北海道は札幌近辺以外の過疎化が激しく進んでいますが、稚内を含む北海道北部は特に厳しい状況。厳しい自然環境に産業の少なさ、進学先の少なさ、娯楽の少なさ等から来る若年層の転出に出生率の低さが人口減に拍車をかけます。特に3次産業には深刻な問題で経営が立ち行かなくなり廃業、不便さだけが残る…という事も。