チュウニズム行脚その28・高知県高知市・えの木2
訪問日:2016年6月14日
高知、遠い。
高知遠いんすよ。四国内でも一番奥じゃないですか。関西から見れば松山も大概ですけども、やっぱり四国山地を越えるってだけでも精神的にも遠い。
香川から見ても四国の対角線なので、実際遠いわけです。鉄道も1本じゃいけないので、必ずどっかで乗り換えが必要になります。
というわけで高松から乗ってきたいしづち17号を多度津で下車。この駅でこれまで乗っていた予讃線から高知へと向かう土讃線が分岐しています。
乗り換える高知行の南風17号は約20分後。駅周辺をブラブラするくらいしか時間無いですね。と言っても鉄道好きとしては多度津駅前には見どころがいくつかあります。
まず駅正面のターミナルにデンと構えるこれは「四国鉄道発祥の地」の碑。かつて現JR四国の予讃線・土讃線の一部を建設した讃岐鉄道。元々多度津港から金比羅山の参拝客を見込んで建てられた鉄道ですが、その成り立ちから多度津はその中心でした(ちなみに実際に四国初の鉄道は愛媛松山の伊予鉄道であり讃岐鉄道は2番目だったり)。
他私鉄に買収されその後国有化、JRとなった今でも四国唯一の鉄道車両工場がこの地にあり、四国の鉄道を支えています。
駅前に鎮座するこの動輪は国鉄時代の蒸気機関車、いわゆる「ハチロク」のもの。全国を走ったハチロクですが、四国にも馴染みは深く多度津駅前には動輪の他機関車も展示されています(今回は撮ってません)。
そして駅構内から見ても目立つこの給水塔。国の有形文化財に登録されており、レンガ造りの趣のあるその姿がメンズマインドを刺激します。
いざ高知へ。
とかやってると列車の時間となったのでホームへ。2000形気動車の南風17号に乗り込みます。
バースデーきっぷ特権でグリーン車に乗りました。JR四国はグリーン車なしの特急も多いので意外とこの特権使えないんですよね…。なのでここぞとばかりに。
足元が広いぜ…。
ビールを飲みながら、
大自然の風景を楽しみつつ、
というわけで夜の帳が降りつつある頃に高知駅に到着しました。ちなみに自動改札設置駅です。
駅前にある坂本龍馬、武市半平太、中岡慎太郎の土佐三志士像。銅像っぽいですが発泡スチロール製(表面は強化ウレタンで包まれている)だそうで。ずっと銅像と思っていたのでショックというよりもそういうのもあるのかという感じです。
気になる店名のお店へ。
駅前散策も程々に、とりあえず宿にチェックインしてからゲーセンへと向かいます。宿からほど近いはりまや橋電停から路面電車に乗り西進し、旭町三丁目電停で下車。
高知の路面電車は低床車もありますが全体的に古い物が多くノスタルジーを感じます。
電停に降り立った所。ゲーセンはこのすぐ近くで、写真右奥側になります。とりあえず横断歩道を渡って進行右側へ。
ひときわ明るい店が見えてきます。そこが今回の、高知の目的地。
えの木さんです。公式の設置店舗一覧を眺めていたら店名が気になったので調べてみたら、中々味の有りそうな店だったので来てみました。ココがなかったら高知駅から近いプラザカプコンか宿から近いラウンドワンに行っていたかも。
なんでもBEMANI系の登録店舗名がカオスな事で有名だとか。そう言えばマジアカもそうですがコナミゲーの中での店舗名設定って結構自由な所がありますよね。セガゲーは普通に正式店舗名ですが、まあAimeカード認証時に店舗名出たりしないですので変にネタに走る必要も無いですからね…(チュウニだと店舗名はチュウニズムネットでのプレイ履歴詳細で確認できるくらい)。
店舗名といえばチュウニズムネットによると「えの木2」となっています。「2」なのは昔はえの木1もあったからでして、現在はそちらは閉店となっているようです。えの木1の建物自体は2のやや奥の方に現在もあるようです。
というわけで入店です。AOU加盟店らしい。
入店したら目の前にチュウニズム発見。入り口から向かって右手が音ゲーコーナーで、左手が格闘やSTG等のアーケードゲームになっています。クレーンやプリクラは無い男らしい仕様です。配線でややゴチャっとした天井に漂う煙草の香りが昔ながらのゲーセン感を思わせます。岡山のスターダストを思い出しました。
さて、チュウニズムは単騎設置。隣のビーストは今はノスタルジアに変わってるようです(設置店舗検索より)。
とりあえずは1プレイで「~に行ってきました」をゲット。
その後連コで高知勢ゲットしました!
高知もプレイできる環境は少ないですが、高知市中心部にいくつか固まっているので徳島よりかは多少優しい気がします。本数の面でも路面電車はバスより気軽に乗れますしね。
その後店内をぐるっと一周。レトロなアーケードが結構有りました。
出入り口付近。ドリンクや軽食の販売もあります。外には自動販売機も有り。うーん、この古き良き遊びの空間。いい意味で閉じた世界で、好きな雰囲気です。
というわけでえの木さんでした。歴史のあるお店で昔から通っている人も結構いるそうです。地元に愛される店としてこれからも続いてほしいですね。
高知の夜。
その後再び路面電車に乗り街の中心部へ。
グルコス行脚の時もお邪魔した葉牡丹さんでカツオをたたきを食べたり…
高知の隠れた名物・屋台街で餃子を食べたりして夜を満喫しました。高知はかの酒飲みである吉田類さんの出身地であり、酒場放浪記では高知編も作られました。そのおかげか高知の人は酒飲みのイメージでして、「酔鯨」というやたら国際派なHPを持つ高知の酒名もそれに一役買っている気がします。ただ私は司牡丹。
さて、次回は愛媛です。1泊2日しか無いのでかなり駆け足になるのはしょうが無いところですが、2日目は愛媛のみなのでちとゆっくりできそうですね。温泉にも入りますよ。